床・フローリング

床は毎日、人が歩いたり寝転んだり座ったりする場所。普段はあまり意識しないかもしれませんが、快適に過ごすために重要な役割を果たしています。フローリングにささくれやひび割れ・色あせ・軋みがあるようでしたら、念のため早めにご相談ください。床の張り替えリフォームもも下地処理が大事で、表からは見えない部分でも手抜き施工があると、床が膨れ上がったり、剥がれたりしてしまいます。そうならないためにも、下地から丁寧に施工し、美しい仕上がりでお引き渡しいたします。

床材の種類と特徴

【1】フローリング
フローリングとは、木質系の材料でできた床板のことを指します。
天然木を使用した『無垢材』と、複数の板を貼り合わせた『合板材』の2種類があります!

◆無垢材
自然素材ならではの温もりや風合いが一番の魅力です。
夏は多湿でもサラサラとした素材感で気持ちよく、冬は裸足でもあまり冷たく感じません。
自然素材なので、床自体に調湿効果や消臭効果がり、快適な住空間になることも期待できます。
しかし、無垢材は柔らかい分、合板フローリングよりはキズがつきやすいというデメリットがあります。
小さいお子さまがいるご家庭やペットと一緒に暮らす方は、マットを敷くなどの工夫をすると良いでしょう。

◆合板
複数の合板を貼り合わせた上に天然木の薄板を貼った既製品の床材です。
無垢材より低コストで、デザイン豊富かつお手入れのしやすさ点が大きなメリット◎
耐傷性・防汚性・防音性に優れているため、小さなお子さまも室内で比較的安全に遊べる素材といえます。
踏み心地はやや硬めなので、無垢材フローリングのやわらかさや足ざわりには及ばない点もあります。

【2】クッションフロア
塩化ビニールを使ったシート状の床材で、木目や石目・大理石などのプリントがあり、多様なデザインが楽しめます。
一見すると他の素材に見えるので、和風・洋風・モダン、どんな空間にも合わせられます。
塩化ビニールのため、洗剤が使用でき掃除がしやすいのもメリット◎トイレや洗面所などの水回りには特におすすめです。
ただ、衝撃や熱には弱いため、家具などの重いものを長期間置くと跡が残ってしまう傾向にあります。

【3】カーペット
アクリルやナイロン・ウールなどの繊維素材でできたカーペットは、様々なサイズやカラーなどバリエーションが豊富。
お部屋のデザインに合わせて好きなデザインに変更することが可能です。
滑りにくいためペットがいるご家庭によく選ばれていますが、繊維質となるためダニが発生しやすいという欠点も。
また、繊維なので黒ずみや色あせなど起こしやすいのも注意が必要です。

【4】コルク
木の樹皮を使用した床材で、弾力性があり耐久性や吸音性にも優れています。
断熱性や保温性もあり、素足で歩いても冷たく感じることが少ないでしょう。
木の特性上、紫外線に長時間晒されることで退色が発生してしまう可能性があるため、日ごろから対策が必要です。

【5】畳
い草を編みこんで作った畳は、湿度を適切に保ち、クッション性があるため衝撃を吸収します。
さわやかな香りにはリラックス効果があり、思わずごろんと寝転がりたくなるような落ち着く空間になります。
畳の表替えなどのメンテナンスは必要で、ダニ発生防止として風通しを良くしておく必要があります。